取扱い品目：特殊印刷

コールドフォイル印刷（インラインフォイラー）

全国で数台しか導入されていないハイスペック特殊印刷機で箔表現。フォイル転写ユニットが印刷機に組み込まれており、「箔」+「カラー印刷」+「ニス」で箔による高輝度印刷物を演出するコールドフォイル印刷（インラインフォイラー）。

普段書籍や雑誌・パンフで目にする「箔押し（=ホットスタンプ）」と共に近年、新たな箔表現の手法としてコールドフォイル印刷（インラインフォイラー）が注目を集めています。 この印刷技術を使えば従来の箔押し加工では表現出来なかった網点によるグラデーションや微細な線・文字でも表現を可能とし、多彩な箔表現の世界が広がります。

コールドフォイル印刷（インラインフォイラー）のについて

特徴

• 箔の上からオフセット印刷が出来るので、多彩な箔表現を取り入れた印刷が可能です。
• 箔版もPS版を使用しており、箔転写から印刷、ニス引きまでワンパスで処理するので、見当性も高く、さらに生産力も格段に高くなります。

注意点

• 箔を専用糊で接着転写させる手法である為に、使用する用紙によって箔接着が甘くなり、箔が剥がれてしまう紙が存在します。 適性紙としてはコート紙・コーティングされた板紙など。マット紙・上質紙・微塗工紙は接着糊を吸ってしまう為に箔接着が甘くなります。デザインに寄る所も大きい為、事前に弊社スタッフと打ち合わせされることをお勧めします。

たとえば、こんな印刷が可能になります

サンプルをご用意しております。詳しくは、お問い合せください 。

太陽堂成晃社の印刷機械： HEIDELBERG社製 SPEEDMASTER CD-102 Duo 8LX - Foilstar

UV仕様の菊全機にフレキソユニットを前後に組み込まれた通称｢Duo-Press｣と呼ばれる擬似エンボスなど特殊印刷物の印刷を得意とする印刷機で、さらに箔転写ユニット｢Foilstar（フォイルスター）ユニット｣を増設したハイエンドスペックマシンを2008年に導入致しました。
フレキソコーターユニットを組み込んだ弊社のUV印刷機は2つのニスを使用することで擬似エンボス加工を印刷で表現することが出来るので、カラー印刷と擬似エンボスを組み合わせることで通常の印刷より高い付加価値・表現を可能としています。
フレキソコーターユニット内部にアニロックスロールが設置されており、線数を選ぶ事で擬似エンボスの質感に変化を持たせることが出来ます。
さらにコールドフォイル印刷をする為のフォイルスターユニットも組み込まれていますので、箔と印刷、擬似エンボスをワンパスで生産することも可能です。

尚、前付きのフレキソコーターユニットは主にパールインキを白紙に刷り込む際に使用します。
但し他の印刷技術（オフセット4c印刷や擬似エンボス、コールドフォイル）と一緒に印刷が出来ない為、この手法はオフラインでの対応となります。

太陽堂成晃社の印刷品質管理について

従来の校正の在り方を改め、 弊社独自のCMS（カラーマネジメント）によって色調管理運用を行っています。 PPシートなど特殊原反やコールドフォイル、擬似エンボスなど特殊印刷を中核としていることから、印刷機付帯設備（Prinect Image Control II&Prinect PressCenter）を活用した本機校正を行い、カラーマネジメントが成された校正を皆様にお届しています。
本機校正時の色管理データを残しておりますので、校了後の本刷はこの管理データを基準に成され、色調のバラつきを抑制しております。
印刷機自体での色調コントロールは印刷トラブルに直結する為、弊社品質管理上、原則行っておりません。

DAC刷本検査機について

弊社のUV印刷機には2機共にDAC刷本検査機を実装しています。 印刷された刷本1枚ずつ検査機のカメラを通す事で刷本に異常があると警告音が鳴り、 その異常個所を瞬時に撮影しつつ刷本に付箋を付ける仕組みとなっています。
刷了後、検査結果をプリントアウトして目視による問題刷本の抜き取り確認を併せて実施することで刷本の品質管理を行っております。